先日、熱海で起こった土砂災害のニュースを見て、私は大変ショックを受けました。
数日後に「崩落した土地のほとんどが盛り土だった」と知り、これは天災ではなく、もはや人災だと確信した瞬間、膝から崩れ落ちるような哀しみと怒りを覚えました。
この災害で亡くなられた方へお悔み申し上げるとともに、同じ宅地造成、擁壁業者として一層身の締まる思いで業務に取り組む所存でございます。
土木は建築と異なり、埋めてしまうと「見えない・分からない」状態となります。
また、専門的な分野ですので、本当にしっかりとした工事をやってもらえるのか不安になるお客様が多いです。実際のところ、「安かろう」でずさんな工事をしたり、不当に費用を上乗せしたりする事例も見受けられるのが現状です。
そんな「分からないからこそ不安」という宅地造成、 擁壁工事において、私どもは「家族の幸せを叶える家を支える土台を作っているのだ」という意識、責任感、そして誇りをもって工事に取り組んでおります。
隠さない、嘘をつかない。挨拶と感謝の気持ちを大切に。
会社としてよりも、「人として」当たり前のことを当たり前にやり続け、業者様、施主様をはじめ世の中から信頼され続ける存在でありたいと考えております。

株式会社徳商社長　長島英哲